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水球について思う事を書いていきます

水球日本選手権男子10月9日(日)結果と試合内容

日本選手権 水球男子 10月9日(日) 結果と試合内容

1 3位決定戦 専修大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

結果:ブルボンウォーターポロクラブ柏崎勝利

点数:11対19(1P 3対2 2P 2対6 3P 3対5 4P 3対6)

試合内容専修大学は浦選手を、ブルボンは前野選手や外国人といった互いに強力フローターを中心とし、セットを得意としたチーム同士の戦いとなった。序盤、フローターにボールを集めたいブルボンに対し、専修大学は1番2番を下がり目にし、ミドルを打たせる作戦をとる。ミドルシュートが中々入らず攻めあぐねるブルボンに対し、専修大学は退水のチャンスを確実に決めていき、第1ピリオドを3対2とリードする。第2ピリオド、専修大学は引き続き1番2番を中心とした下がりディフェンスを展開するが、ブルボンによる1番、2番、3番を中心としたパス回しからのミドルシュートが決まるようになり、一挙6得点を挙げる。専修大学も中山選手や原選手の得点があったが、このピリオドで逆転を許してしまう。第3ピリオド以降も下がりディフェンスの専修大学に対し、試合巧者のブルボンがそれを攻略し、危なげなくブルボンが勝利した。

 

2 決勝戦:IKAIKingfisher74 対 日本体育大学

結果:IKAIKingfisher74勝利

点数:28対15(1P 7対3 2P 6対6 3P 7対3 4P 8対3)

試合内容:ほぼ日本体育大学出身者で構成されているKingfisher74対日本体育大学の現役生と、2013年日本選手権以来の同門決勝対決となった。お互いにパスラインディフェンスやノーファールプレスからの早い試合展開を得意としたチーム同士、現役日本代表を数多く誇るいわゆる格上Kingfisher74に対し、日本体育大学の若き力がどこまで届くかが、という試合であった。第1ピリオド、荻原選手の退水からの素早いシュートにより、日本体育大学が先制する。だが、Kingfisher74のカウンター個人技により、すぐさま逆転を許してしまう。荻原選手も得点を重ねるが、Kingfisher74の勢いを止めることが出来ず、第1ピリオドを7対3と4点差Kingfisher74リードの状態で終える。第二ピリオド、開始20秒で日本体育大学村岡選手が得点し、勢いが日本体育大学に傾く。宮澤選手のペナルティ誘発から渡辺選手、山下選手、渡辺選手と連続得点し、ついに同点へと追いつく。このまま逆転と思われたが、ここでKingfisher74鈴木選手が退水チャンスを冷静に決め、流れを断ち切る。その後、日本体育大学は宮澤選手や渡辺選手、Kingfisher74は足立選手を中心に得点を量産し、第二ピリオド時点で13対9とハイペースな試合展開を見せる。第3ピリオド以降、日本体育大学の勢いにKingfisher74のプライドが刺激されたのか、執拗なディフェンスからのカウンターが増え始め、点差を突き放していく。日本体育大学も必死に食らいつくが、力及ばず。最終的には13点差をつけ、Kingfisher74が勝利した。

終結

優勝 IKAIKingfisher74

準優勝 日本体育大学

第3位 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

第4位 専修大学

ベスト8 明治大学付属中野高等学校

ベスト8 明治大学

ベスト8 慶應義塾大学

ベスト8 筑波大学

水球日本選手権2022男子 10月8日(土)結果と感想

日本選手権 水球男子 10月8日㈯各試合結果、点数、試合内容と感想

1 日本体育大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

結果:日本体育大学勝利
点数:14対7(1P 5対1,2P 2対1,3P 2対4,4P 5対1)

試合内容:例年決勝進出をブルボンに拒まれ、今年こそはとリベンジに燃える日本体育大学。一方、チームブランドとしても大学生に負ける訳にはいかないブルボン、両者の実力から接戦になることが予想される、今日一番の注目カードとなった。試合開始後、キャプテン宮澤拓夢のフローティングによる退水奪取、得点、現役日本代表の渡辺選手、萩原選手のミドルシュートによる得点とリズムにのる日本体育大学に対し、中々セットオフェンスで点が取れず、苦しい展開となるブルボン。第1ピリオドを5対1と折り返し、日本体育大学優位に試合が進む。第二ピリオド、ブルボンはより下がりディフェンスを展開し、日本体育大学ミドルシュートを打たせる作戦をとり、失点を減らすことに成功する。だが、日本体育大学もプレスからの素早い下がりディフェンスを展開し、簡単にブルボンに得点を許さない。第2ピリオドを7対2の5点差で終え、ブルボンがこのままズルズルと離されるかと思えたが、第3ピリオド。ブルボン前野選手の豪快なバックシュートを皮切りに、助っ人外国人のフローティング、ミドルシュート、稲場のサイドシュートと得点を重ね、9対6と3点差まで詰め寄る。第4ピリオド開始早々、ブルボン助っ人外国人の得点により、2点差となる。ブルボンが追いつくかと思われたが、日本体育大学もすぐさま退水奪取。これを畑選手が思い切りの良い同サイシュートで得点し、ブルボンに流れをつかませない。その後、渡辺選手のバウンドシュート、畑選手のシュートが立て続けに決まり、さらに残り時間3分30秒で渡辺選手の6mシュートで6点差となり、ブルボンの勝利の目は無くなった。

本日の結果により、「日本体育大学」は1964年以来約60年ぶりの日本選手権決勝へと駒を進めた(全日体大や健志台クラブとしての出場はあるが、「日本体育大学」という名前に限定した場合)。対するブルボンは2013年以来の決勝進出を逃し、3位決定戦に出場することとなった。

感想日本体育大学がメンバーそれぞれ実力を発揮し、また、ブルボン対策をきちんとできた、という印象の試合だった。これまでの日本体育大学の印象は、パスラインディフェンスやカウンターを得意とするが、強力フローターに対する下がりやセットオフェンスはそこまでというものだった。しかし、今日の試合、特に2ピリ目、パスラインから下がりに切り替わる際、フィールダー全員が綺麗に連動していた。そのような対策を取っていた日本体育大学に対し、ブルボンは思い通りの試合展開が出来ず、結果ダブルスコアをつけられてしまった。

2 IKAI Kingfisher74 対 専修大学

結果:IKAI Kingfisher74勝利
点数:21対5(1P 6対2,2P 5対1,3P 2対0,4P 7対2) 

試合内容:日本代表8名を有する最強チームIKAI Kingfisher74と強力フローター浦選手を中心とする専修大学の対決となった。試合開始後、専修大学の退水からKingfisher鈴木選手が、パスと見せかけたシュートを打ち、得点する。その後もKingfisherの各選手が得点を重ね続け、結果大差をつけてKingfisherが勝利した。

感想専修大学はフローター浦選手にボールを集め、退水や得点を重ねていきたいスタイル、Kingfisherはフローターでなく、どこからでも、退水がなくても得点できるスタイルのチームである。どちらが良いという話ではないが、専修大学はきちんと退水やペナルティを取ってくれる審判でないと、かなり厳しい戦いになってしまう。あくまで私の感想であるが、この試合は、「別の審判のジャッジ」をして欲しかった。


水球日本選手権男子 10月9日(日)組み合わせ

1 3位決定戦
専修大学vsブルボンウォーターポロクラブ柏崎

14時00分開始

2 決勝戦
IKAI Kingfisher74vs日本体育大学

15時30分開始

水球日本選手権2022男子 10月7日(金)結果と感想

水球日本選手権2022男子 10月7日(金)結果

1 明治大学附属中野高等学校 対 専修大学

  結果:専修大学勝利(点差等詳細は下記参照)

2 日本体育大学 対 慶應義塾大学

  結果:日本体育大学勝利

3 筑波大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

  結果:ブルボンウォーターポロクラブ柏崎勝利

4 IKAI Kingfisher74   対 明治大学

  結果:IKAI Kingfisher74勝利

 

10月8日(土)組み合わせ

1 日本体育大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

  13時30分開始

2 IKAI Kingfisher74   対 専修大学

  15時00分開始

 

10月7日(金)各試合結果、点数、感想

1 明治大学附属中野高等学校 対 専修大学

結果:専修大学勝利

点数:7対24(各ピリオド点数 1P:2対8 2P:1対4 3P :2対6 4P:2対6)

感想:高校チャンピオン明中と日本選手権予選を1位で通過した専修大学の対戦。明中はパスラインディフェンスからのカウンター、アーリーオフェンスを中心とした戦法で挑んだが、専修大学に上手く対処されてしまった。専修大学は、5番中山選手を中心に、決めるべき場面で確実に得点を決めていくことができ、第1ピリオドから大量リードを得ることができた。明中も随所で高校生離れしたプレーを見せたが、力及ばず。専修大学が全てのピリオドをとるという危なげない試合運びを見せ、高校生に大学生の実力を知らせる結果となった。

 

2 日本体育大学 対 慶應義塾大学

結果:日本体育大学勝利

点数:33対7(各ピリオド点数 1P:7対0 2P:9対1 3P:8対3 4P:9対3)

感想:大学チャンピオン日本体育大学と日本選手権予選を2位で通過した慶應義塾大学の対戦。田中選手や矢作選手を中心に得点を重ねていきたい慶應義塾大学だったが、第2ピリオド残り2分まで得点0と、日本体育大学に完璧に抑えられてしまった。一方日本体育大学は全選手が満遍なく活躍し、大量点差をつけて勝利した。

この試合は第2ピリオドまで慶應義塾大学の攻撃を0点に抑えた、キーパー佐々野選手が特に目立っていた。佐々野選手はゴールマウスのポジションどりだけでなく、フィールドにおけるポジションどりが非常に上手く、また、そのための移動スピードも非常に早く、まさに今の日本の戦術にマッチした選手だと感じた。個人的に、明日の活躍だけでなく、それ以上先、フル代表として活躍する日が来ることにも期待したい。

 

3 筑波大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

結果:ブルボンウォーターポロクラブ柏崎勝利

点数:6対11(各ピリオド点数 1P:0対2 2P:1対2 3P:2対4 4P:3対3)

感想:インカレ2位の筑波大学と前回日本選手権準優勝のブルボンの対戦。日本代表の真板選手を中心にオフェンスを展開し、ゾーンディフェンスで守る筑波大学と、セットを中心とした試合展開を得意とするブルボン、同じようなチームカラーを持つチーム同士の対決となった。両者堅い守りにより、第3ピリオドまでロースコアが続く。一時筑波大学が1点差と迫るが、ブルボン外国人選手がフローティングで得点を重ねていき、5点差でブルボンが勝利した。

 

4 IKAI Kingfisher74   対 明治大学

結果:IKAI Kingfisher74勝利

点数:37対2(各ピリオド点数 1P:9対2 2P:9対0 3P:10対0 4P:9対0)

感想:3大会連続チャンピオン、フル代表を8名有するKingfisherと日本選手権予選3位通過、今年度インカレ第3位の明治大学の対戦。試合展開は結果を見ての通り、Kingfisherがその強さを存分に見せつけるものとなった。特にディフェンス面において、2ピリオド目以降明治大学の得点無しというのは、凄まじいの一言である。Kingfisherのパスラインディフェンスによるカット、下がりディフェンスでのパスカット、フローターにボールが入った後の他ディフェンスの素早いフォロー、キーパーのセービングと打つ手なしとはこのことか、という試合になってしまった。なお、明治大学は実績からも、間違いなく今年の日本トップクラスの実力を持つチームである。そのチームですらKingfisherの敵ではない事から、ディフェンディングチャンピオンの恐ろしい強さを感じた時間となった。

 

10月8日(土)試合予想

1 日本体育大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

予想:速いスピードの試合展開をしたい日本体育大学と、セットを中心にスローペースな試合展開をしたいブルボンの対戦となる。万全のチームメンバーで望む日本体育大学に対し、エース稲場、守護神棚村不在(棚村は筑波戦だけ出ていないのか?)とメンバーに少し不安の残るブルボン。贔屓目なしに見ると、日本体育大学が優勢だろう。ブルボンは、助っ人外国人のフローティングが明日どのくらい通用するかがキーポイントになるはずだ。今日の試合を見る限り、外国人フローターは5m程度のシュートはあまり得意ではなく、2mラインで勝負をさせる形にした方が良いように見える。実際、今日の1ピリオド目は5m付近でフローティングをして、イマイチ調子が良くなかったのに対し、第3ピリオド目から2m付近でフローティングをするようになってシュートが決まるようになっていた。ブルボンが自分達の試合展開をするには、フローターの活躍が必要不可欠となる。助っ人外国人が自分の強みを生かし、海外仕込みのフローティングが爆発することを期待したい。

 

2 IKAI Kingfisher74   対 専修大学

予想:圧倒的な実力を持つKingfisherと専修大学との対戦となる。正直、Kingfisherが負ける予想はできない。が、専修大学が今日あまりうまくいっていなかった(と思われる)、フローター中心の攻めが出来れば、可能性はゼロではない。専修大学本宮監督の指示や選手のプレーを見る限り、パスラインディフェンスに対応したオフェンスを相当練習している。それがKingfisherにハマれば、面白い試合になるのではないだろうか。今日の明中戦では、パスラインディフェンスに対し、フローターを中心に崩すという展開が少なかったように見受けられる。明日はその点を修正し、ぜひKingfisherに対して下克上を果たしてほしい。

水球男子日本選手権2022順位予想



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2022年10月7日から10月10日にかけ、日本で1番強いチームを決める大会である日本選手権が始まる。今回は日本選手権の組み合わせと、上位予想をしていきたい。

出場チーム

前回優勝:Kingfisher74(今年度からIKAI Kingfisher74として出場)
前回準優勝:ブルボンウォーターポロクラブ柏崎
インカレ優勝:日本体育大学
インカレ準優勝:筑波大学
インハイ優勝:明治大学附属中野高等学校
最終予選第1位:専修大学
最終予選第2位:慶應義塾大学
最終予選第3位:明治大学

組み合わせ


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※画像見づらく申し訳ない
1回戦
10/7㈮

  1. 専修大学vs明治大学附属中野高等学校(15:15〜)
  2. 日本体育大学vs慶應義塾大学(16:30〜)
  3. 筑波大学vsブルボンウォーターポロクラブ柏崎(17:45〜)
  4. Kingfisher74vs明治大学(19:00〜)

10/8㈯

①2の勝者vs3の勝者(13:30〜)

②1の勝者vs4の勝者(15:00〜)

10/9㈰

3位決定戦:①の敗者vs②の敗者(14:00〜)

勝戦:①の勝者vs②の勝者(15:30〜)

順位予想


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優勝 Kingfisher74

優勝大本命。現在日本選手権3連覇中で、去年は準優勝チームのブルボンウォーターポロクラブに15対8とダブルスコア近くの点差をつけて優勝している。メンバー1のうち、現役日本代表選手が8名、ベンチメンバーも代表クラスとどこにも隙がない、最強チームである。戦法はパスラインディフェンスからのカウンター、高い個人技、代表で培ったチームワークと、日本の特徴を最大限に活かしたチームである。同じ土俵で対戦したら日本で敵になるチームはいない、正に最強チームである。


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準優勝 ブルボンウォーターポロクラブ

「もしKingfisherに勝てるならこのチームしかない」と思えるチーム。フローターを中心としたセットオフェンス、日本代表GKの棚村を中心としたゾーンディフェンス、現役日本代表エースの稲場悠介のミドルシュートと、海外チームの戦法を得意としたチームである。Kingfisher74とは別の形での水球になるため、試合展開が噛み合えば大本命を食う可能性も充分にある。懸念としては、チームの支柱であったフローターの志水選手が引退してしまった事だ。外人助っ人を入れる可能性もあるが、精神的な柱のいないブルボンがどこまでいけるか、注目である。


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第3位 日本体育大学

インカレをほぼダブルスコア以上で勝ち上がった学生最強チーム。日本代表経験もあるサウスポーフローター宮澤主将を中心に、現役日本代表の渡辺太陽、荻原大地、ほかユニバーシアード代表選手を有したチーム。例年Kingfisher74かブルボンウォーターポロクラブに負け、決勝を逃しているが、今年の戦力ならば、充分決勝に進める可能性があると考えている。


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第4位 専修大学

日本選手権予選を第1位で通過した実力派チーム。実力はあるのだが、ここ最近は組み合わせが悪く、中々インカレ上位や日本選手権に進めていない。

今年のインカレでは2回戦で日本体育大学と対戦し、負けているが、唯一ダブルスコア以下で負けているチームである。

ユニバーシアード代表の浦至児選手を中心としたセットオフェンスを得意としたチームで、上位に組み込む可能性の高いチームである。

全出場チームに拍手を

今回は日本選手権の順位を予想してみた。だが、日本選手権に出場している時点で、日本トップレベルの実力を持っている事は疑いようがない。日本トップレベル同士がぶつかり合うのだから、どの試合も見逃せないものになるはずだ。

出場している全チームに敬意を払い、一水球ファンとして全力で観戦を楽しみたい。

#水球 #日本選手権 #男子

初心者が水球の審判をする時に


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水球の審判は難しい。

経験者でも、勉強していなければきちんと審判をする事は出来ないはずだ。ましてや、初心者となると尚更難しい。では、何故水球の審判は難しいのだろうか。

ざっと思いつくだけでも以下の理由が考えられる

  • 水球はマイナースポーツであり、サッカーや野球の様に、テレビや学校で学ぶ機会が無い。その為、殆どの人がゼロからのルールを理解してかなければならない。
  • 水面下でのプレーが多く、審判の目に見えない部分が多いという特徴から、初心者や未プレーヤーから見ると何が起こっているのか分からないもの。
  • ルールブックが「公益財団法人 日本水泳連盟発行の「水球ハンドブック」しかなく、分かりやすく解説した本が無い。その為、判断が属人的になりやすい。

 

初心者が水球の審判をするには


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そんな分かりづらい水球の審判だが、どうしたら水球の審判が出来るようになるのだろうか。今回は丸っきりの初心者がある程度審判が出来るまでにやっていくべき事を考えてみたい。

ルールの概要を掴む

まずは簡単なルールの概要を掴む事から始めたい。以下のリンクから簡単なルール解説をしているので、紹介したい。

水球のルール - YouTube

少し古いため、今のルールと変わっている部分もあるが、概略を掴むには充分だと思われる。

ルールブックを読む

次に行うのは、公益財団法人日本水泳連盟発行の水球ハンドブックを読む事である。上述の通り、水球のルールブックはハンドブックしかない。逆に言えばどれだけ上手い審判も判断基準はハンドブックになる。このハンドブックを抑えておけば、理論上は笛が吹ける様になるはずである。

とは言っても、ハンドブックは箇条書きで分かりづらい。その為、ハンドブックで優先的に覚えた方が良いものを順に紹介する。

オフェンスディフェンスが切り替わるタイミングの項目(オーディナリーファール)

水球ではオフェンスディフェンスが交代するファールが存在する。他のファールに比べて分かりやすいものなので、優先的に覚えておく。また、これは以下の項目でも共通するが、審判のジェスチャーも同時に覚えてほしい。

フリースローの項目

水球の試合中、最も多いファールである。日本ではノーファールプレスというフリースローを鳴らさないような当たり方をしているチームも多いため、きちんとしたフリースローの判定が出来るようになると、チームに大きく貢献出来ることとなる

退水、ペナルティ(エクスクルージョンファール)の項目

水球の試合の中で最も判断が難しい項目である。得点に大きく影響するものではあるが、その分判断も難しく、特にフローターポジションでの退水は経験者が審判をしても正確に吹けない事が多い。

実際に審判をしてみる

ここまで勉強したら、あとは実践を通して慣れていくばかりである。審判をすると、必ずと言っていいほどプレーヤーからヤジや不満が飛んできて、心が挫けそうになると思う。そんな時に、以下のことを意識していく事で、審判技術は日々進歩していくはずである。

  • 経験者であってもミスはする
  • 正々堂々、試合中は毅然とした態度でジャッジすること
  • プレーヤーからのヤジや不満は上達する教訓
  • もう一度自分が下したジャッジを考える

逆に、審判をする上で、以下のことをやってはならない。

  • 笛を小さく吹く
  • ジャッジ後に途中で判断を変える
  • 審判をやらなくなる

プレーヤーは審判の判断に不満を持ちつつも、基本的にはその判断に従いながらプレーをする。そんな中、笛が聞こえない程小さく吹いたり、途中で判断を変えたりされると、プレーヤーもどうして良いか分からなくなってしまう。これらが起こる原因は、どれも自信がないからである。その為、どれだけ初心者であっても、審判中は自信たっぷりに審判をする事が大切である。

 

最後に


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水球の審判は難しいが、正確に吹けるようになれば、どの学校でも重宝される様になる。その為、もし審判を任される役割に着いたら、嫌がらずに取り組んでみて欲しい。

これまで、上手くなるための手順を解説してきたが、あまり難しく捉えないようにして欲しい。せっかく水球審判という珍しい挑戦をしているのだから、楽しくやらないと損である。

笛を吹く役割に立つことで、選手同士の激しいぶつかり合いや選手の感情がヒシヒシと伝わってくる。そのため、観客の立場では味わえないスポーツの「感動」を身近で感じることができるはずである。

 

水球のタイムアウトのタイミング

水球タイムアウトについて

バスケやアメフトの様に、水球にもタイムアウトというルールが存在する。1回の攻撃時間が決まっている水球において、強制的に時間を止める事が出来るタイムアウトは、状況によっては自チームを有利な状況に導き、ひいては勝敗にも影響するものである。今回はそんなタイムアウトについて考えていく。

タイムアウトの定義


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水球競技ハンドブック2019」から、タイムアウトの重要な部分を抜き出すと、

  1. 各チーム各試合につき2回請求出来る
  2. タイムアウトの時間は1分
  3. タイムアウト後は、攻撃側チームの誰かがハーフライン上または自陣の任意の場所でボールをインプレーにすることにより再開される(他のプレーヤーは相手陣地に入る事が出来る)
  4. ボールを保有していないチームがタイムアウトを請求した場合、競技は中断され、相手側チームにペナルティースローが与えられる(ただし、競技残り 1 分内にペナルティースローがチームに与えられた場合、その監督はボールの保有権を選択することも可能で、その場合はフリースローが与えられる。タイムキーパーはショットクロックを 30 秒にリセットする。)

というものである(全文は本記事の最後に記載)。

 

タイムアウトのメリット


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タイムアウトのメリットとしては、以下の点が挙げられる。

  1. 1分間のインターバルにより、体力回復、作戦確認の時間が取れ、更に流れを中断する事が出来る。
  2. タイムアウト後はセットを組んだ状態からスタート出来るため、セットを組むまでの時間を短縮する事が出来る。
  3. 相手側チームにペナルティを与える代わりに、マイボールのチャンスを増やす事が出来る。

タイムアウトのデメリット

タイムアウトのデメリットとしては、以下の点が挙げられる。

  1. 1分間のインターバルにより、相手チームに体力回復、作戦確認の時間が取られ、更に良い流れも中断されてしまう。
  2. タイムアウト後は相手チームもセットを組んだ状態でスタート出来る。
  3. タイムアウト後に失点すると、自チームに取って通常の失点よりも更に悪い流れになりやすい。

タイムアウトを請求すると効果的な場面


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以上のメリットデメリットを踏まえ、タイムアウトを請求すると効果的な場面について、考察してみる。


1 ラリーが続き、自チームの分が悪い時

これはメリットの1に関係する。

ラリーが続き、自チームの分が悪いときには、1分間のインターバルを取るためにタイムアウトを取ることは有効である。例としては、学生チームと社会人チームの試合で、体力勝負では社会人チームの分が悪い中、ラリーが続いた時には、タイムアウトをとり、休ませた上でセットで攻めるのは効果的である。

2 退水を取ったが、シュートまでに時間がかかる時

これはメリット2に関係する。

例えばフローターバックがカウンターを出した際、フローターから退水を取った場合、そこから退水セットを組むまでに早くても10秒はかかり、その後20秒以内にシュートを打つ必要がある(更に退水者が入水する時間も考慮しなければならない)。

その様な状況であれば、退水直後にタイムアウトを取る事で、タイムアウト後にセットを組み充分な時間を用いてオフェンスする事が出来るため、効果的な使い方と言える。

3 リスクを冒してでも点を取りたい時

これはメリット3に関係する。

これは、リスクを冒してでも点を取りたい時、言い換えれば、リスクを冒さないと試合に負けてしまうケースが想定される。ただし、ラスト1分以内タイムアウトの場合には相手はボールを保有する事も出来ることから、正味使う機会はかなり限られるものとなる。

タイムアウトを請求してはいけない場面


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では逆にタイムアウトを請求してはいけない場面とは何か、考察してみる。なお、相手ボールの時、というのは省略する。

・セットを組む以上のシュートチャンスが生まれている時

これは、タイムアウトを請求しなくてもシュートチャンスが生じる場面が想定される。例えば、少人数でのカウンターや退水が発生している場面である。この様な場合にタイムアウトを請求してしまうと、多人数でのセット攻撃となり、タイムアウトを請求する前より不利な状況になってしまう。

 

流れを変えるためのタイムアウトについて


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タイムアウトのメリットとして、「タイムアウトは流れを変えられる」と考える人も多いと思うが、この点については少し注意して考えたい。

確かにメリット1のとおり、タイムアウトはインターバルにより物理的に流れを中断する事が出来るため、自チームの流れが悪い時に取ることは一見有効的と思われる。しかし、デメリット3のとおり、タイムアウト後に失敗してしまうと、流れを変えたいと意気込んだにも関わらず変えられなかったことから、自チームの気持ちも落ち、更に相手に流れが向いてしまう可能性もある。その為、流れを変える意味でタイムアウトを請求するのであれば、他のタイムアウトを請求すると効果的な場面にあわせたり、失敗しても致命傷にならない又はタイムアウトで流れを変えないと致命傷になる様な場面で請求すべきだと考える。

最後に

今回は水球におけるタイムアウトについて、請求すると効果的な場面について考察してみた。水球では、タイムアウトのタイミングによって勝敗が分かれる事も多々あり、監督の腕の見せ所でもある。この記事を読んだ方が、少しでも参考になった、面白いと思っていただければ幸いである。

 

参考 タイムアウトの定義 抜粋元

公益財団法人日本水泳連盟水球競技ハンドブック(2019ー4ー1)より

WP 13.1 各チームは各試合につき 2 回タイムアウトを請求できる。タイムアウトの時間は 1 分。タイムアウトは、攻撃側チームのチームオフィシャルのセクレタリーまたはレフリーに対する「タイムアウト」の申告と T 字型の手の合図によって、随時(ゴールイン後の再開前も含む)請求できる。タイムアウトの請求があった場合、セクレタリーまたはレフ
リーは笛の合図で競技を直ちに中断し、競技者は各々の自陣に直ちに戻ること。又、タイムアウト請求は、試合で使用が認められた機器によって行うこともできる。
【注:ペナルティースローが与えらた時は、タイムアウトを請求することができない。】
WP 13.2 タイムアウト後の競技は、レフリーの笛の合図によって攻撃側チームがハーフライン上または自陣の任意の場所でボールをインプレーにすることにより再開される。但し、コーナースローが行われる前にタイムアウトが請求された場合、そのスローは維持される。
【注:ボールの保有時間はタイムアウト後の競技再開から継続される。】
WP 13.3 ボールを保有しているチームのチームオフィシャルが、認められた数以上の取る資格のないタイムアウトを請求した場合、競技は中断され、相手側チームの競技者がハーフライン上でボールをインプレーにすることにより再開される。
WP 13.4 ボールを保有していないチームのチームオフィシャルがタイムアウトを請求した場合、競技は中断され、相手側チームにペナルティースローが与えられる。
【注:不当にタイムアウトを請求した場合は、請求を行ったチームは、(タイムアウト請求権が残っている場合は)タイムアウトを請求する権利を一回分失うことになる。】
WP 13.5 タイムアウト後の再開において、競技者はフィールド内のどの位置にいてもよい。但し、コーナースローの規則が適用される場合はそれに従うこと。