Waterpolo’s blog

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水球日本選手権2022男子 10月8日(土)結果と感想

日本選手権 水球男子 10月8日㈯各試合結果、点数、試合内容と感想

1 日本体育大学 対 ブルボンウォーターポロクラブ柏崎

結果:日本体育大学勝利
点数:14対7(1P 5対1,2P 2対1,3P 2対4,4P 5対1)

試合内容:例年決勝進出をブルボンに拒まれ、今年こそはとリベンジに燃える日本体育大学。一方、チームブランドとしても大学生に負ける訳にはいかないブルボン、両者の実力から接戦になることが予想される、今日一番の注目カードとなった。試合開始後、キャプテン宮澤拓夢のフローティングによる退水奪取、得点、現役日本代表の渡辺選手、萩原選手のミドルシュートによる得点とリズムにのる日本体育大学に対し、中々セットオフェンスで点が取れず、苦しい展開となるブルボン。第1ピリオドを5対1と折り返し、日本体育大学優位に試合が進む。第二ピリオド、ブルボンはより下がりディフェンスを展開し、日本体育大学ミドルシュートを打たせる作戦をとり、失点を減らすことに成功する。だが、日本体育大学もプレスからの素早い下がりディフェンスを展開し、簡単にブルボンに得点を許さない。第2ピリオドを7対2の5点差で終え、ブルボンがこのままズルズルと離されるかと思えたが、第3ピリオド。ブルボン前野選手の豪快なバックシュートを皮切りに、助っ人外国人のフローティング、ミドルシュート、稲場のサイドシュートと得点を重ね、9対6と3点差まで詰め寄る。第4ピリオド開始早々、ブルボン助っ人外国人の得点により、2点差となる。ブルボンが追いつくかと思われたが、日本体育大学もすぐさま退水奪取。これを畑選手が思い切りの良い同サイシュートで得点し、ブルボンに流れをつかませない。その後、渡辺選手のバウンドシュート、畑選手のシュートが立て続けに決まり、さらに残り時間3分30秒で渡辺選手の6mシュートで6点差となり、ブルボンの勝利の目は無くなった。

本日の結果により、「日本体育大学」は1964年以来約60年ぶりの日本選手権決勝へと駒を進めた(全日体大や健志台クラブとしての出場はあるが、「日本体育大学」という名前に限定した場合)。対するブルボンは2013年以来の決勝進出を逃し、3位決定戦に出場することとなった。

感想日本体育大学がメンバーそれぞれ実力を発揮し、また、ブルボン対策をきちんとできた、という印象の試合だった。これまでの日本体育大学の印象は、パスラインディフェンスやカウンターを得意とするが、強力フローターに対する下がりやセットオフェンスはそこまでというものだった。しかし、今日の試合、特に2ピリ目、パスラインから下がりに切り替わる際、フィールダー全員が綺麗に連動していた。そのような対策を取っていた日本体育大学に対し、ブルボンは思い通りの試合展開が出来ず、結果ダブルスコアをつけられてしまった。

2 IKAI Kingfisher74 対 専修大学

結果:IKAI Kingfisher74勝利
点数:21対5(1P 6対2,2P 5対1,3P 2対0,4P 7対2) 

試合内容:日本代表8名を有する最強チームIKAI Kingfisher74と強力フローター浦選手を中心とする専修大学の対決となった。試合開始後、専修大学の退水からKingfisher鈴木選手が、パスと見せかけたシュートを打ち、得点する。その後もKingfisherの各選手が得点を重ね続け、結果大差をつけてKingfisherが勝利した。

感想専修大学はフローター浦選手にボールを集め、退水や得点を重ねていきたいスタイル、Kingfisherはフローターでなく、どこからでも、退水がなくても得点できるスタイルのチームである。どちらが良いという話ではないが、専修大学はきちんと退水やペナルティを取ってくれる審判でないと、かなり厳しい戦いになってしまう。あくまで私の感想であるが、この試合は、「別の審判のジャッジ」をして欲しかった。


水球日本選手権男子 10月9日(日)組み合わせ

1 3位決定戦
専修大学vsブルボンウォーターポロクラブ柏崎

14時00分開始

2 決勝戦
IKAI Kingfisher74vs日本体育大学

15時30分開始